金は使いながら貯めるものだ

「年金」「年金」と国はうるさい。

年金は、老後に家でぼけっと暮らす男には食い扶持になろうが、我々のように、最後まで男でいる人間にはおまけのようなものだ。なのに、国は、年金保険料を引き上げるつもりでいる。それで、我々が、老後に多額の年金をもらえるなら文句はないが、少子化が進み、就労人口が減れば、年金は確実に減らされてしまう。

消費税をアップして年金に割り当てる策もあるが、選挙でのイメージを悪くするから、思い切った消費税アップはなかなかできない。だが、ここで、「年金を払うな」と叫んで、国と喧嘩をするつもりはない。私が言いたいのは、「年金だけではなんにもできないよ」ということだ。

たとえば六十五歳で定年退職したとする。まだまだゴルフくらい行ける年齢だ。しかし、わずかな額の年金では、経済的に難しいだろう。日本のゴルフは異常に高いからだ。あなたの人生がゴルフだけならばいいが、妻がいるし、食事もしないといけない。酒が好きなら酒も飲む。付き合いもあるだろうし、物欲もあるだろう。家を持っていたら、金のない年寄りからでも税金を奪っていく。電化製品は年に一個ずつ壊れていく。旅行にも行きたいと思う。

それを年金で賄えるだろうか。無理だ。絶対に無理である。じゃあ、老後というのは、家でじっとしてろ、と言わんばかりの話ではないか。老後には、世界遺産を見て回る世界旅行でもしてほしいものだ。それは年金では無理なのである。

私の父親は、すでに年金暮らしだが、趣味はゴルフと酒で、ずいぶんと苦労している。ゴルフも酒も預金プラス年金で可能といえば可能だが、ゴルフクラブが古くなっ時には、私が質ってあげたし、実事に帰るたびに、お小遣いを流しておく。

できない。こちらも遊んで暮らせるほど余裕のある生活ではないので、親に毎月大金は仕送りだけど、できる範囲で金銭的な面倒を見ている。それは、私がやや多めの収入を得ているからできることであって、あなたの息子が将来一介のサラリーマンになった場合、とうてい親の老後の金銭的な面倒は見てくれない。

口国を頼りにしていると裏切られる

我々に必要なものは?財である。自分の財産を築かないことには、楽しい老後は送れない。

今から年金を支払った上で、退職後に貯金が三千万円以上あったとしよう。

生活費や固定資産税は年金で、趣味や突然の出費は貯金で賄えば、八十歳まで遊べ別の項では、貯金を否定する内容の話も出てくるが、ケチケチするなという意味であって、貯金は必要である。

金を有効に使いつつ、貯金をしていく。理想だが、できないことはない。

金持ちと呼ばれる中流以上の人間たちは、お金を使いながら、財産を得ている。彼らは、百万円あったら、八十万円を使い、二十万円を貯金や株などの軍資金に回す。しかし、一介のサラリーマンは三十万円あったら、そのまま使ってしまう。使わざるを得ない生活なのだから仕方がない。だから、自立してほしいのである。

先の見えない会社から、決まったわずかな給料だけをもらう生活ではなく、将来、大成功するかもしれない事業を起こし、勝負に出るのである。それに失敗したら、年金の世話になって、老後のゴルフは我慢するしかない。

しかし、成功すれば、あなたは死ぬまで男の趣味を満喫できる。セミリタイアをし、一年の半分は海外で暮らすという生活だってできるのだ。

私は作家という仕事であり、この先どうなるかは分からない。しかし、自分との闘いだから、何事もコントロール可能で、誰にも縛られない。

とりあえず今は順調で、百万円の収入があれば、八十万円を使い、二十万円を貯金している。

もし、もっと成功して、一千万円あったら?そう、八百万円を使い、二百万円を貯金する。六十五歳までに、三千万円残しておくくらい簡単だろう。「今、あなたの年収は五百万円くらいかもしれない。それを一千万円にするくらい、頑張れば可能だと私は思っている。

簡単に言うな、と叱られるかもしれないが、常に「死」をも見つめてきた私から見れば、会社に頼っているサラリーマンの姿は、甘えているようにしか見えない。「あなたはまだ若い。年金を心配していると考え方も生き方も老け込む。年金に頼らない精神を構築するために勝負」に出てほしい。出られなくても計画くらいなら立てられるはずだ。それだけでも、自分に自信が持てる。男は死ぬまで、自分の力で孤独に生きないといけない。誰かに依存すると格好悪くなるだけである。

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